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ENGEL clearmeltシステムの柔軟性とコスト効率が向上: 新しい機械コンセプトにより、投資コスト・設置スペース・複雑さを削減します


2026年5月28日

ENGELは、お客様にclearmeltプロセスをさらに効率的かつ容易に導入していただくために、duo combi M 2プラテン射出成形機をベースとした、clearmelt用の機械コンセプトを新しく開発しました。clearmelt技術自体は長年にわたり量産で確立されており、金型内で透明または着色ポリウレタン層をプラスチック部品に流し込むことで、射出成形プロセス内で高品質かつ耐傷性に優れた表面処理を行うことができます。さらに、機能性フィルムの組み込みも可能です。多くの用途において、後工程の塗装やコーティング工程を置き換えることができます。この新コンセプトにより、PUR供給ラインを短縮できるため、大幅なコスト削減が可能になるほか、使用方法もより柔軟になります。お客様の設置、操作、メンテナンスに必要な労力を軽減します。

clearmelt技術を用いることで、装飾、保護機能、部品形状を高度に統合されたプロセスで組み合わせることが可能です。このプロセスは自動車業界においてますます重要性を増しています。近年の自動車業界では、より大型で高品質な設計でありながら堅牢な内装・外装部品が求められています。

新コンセプトでは、熱可塑性樹脂は機械の可動側にある射出ユニットから射出されます。技術的な基盤は、ENGEL duo 2プラテン射出成形機のcombi M設計に基づいています。新設計では、固定プラテン側の標準射出ユニットが省略され、その代わりにポリウレタン装置が配置されます。熱可塑性樹脂は機械の可動側から射出され、PUR混合ヘッドは固定プラテン上に配置されています。PUR技術が金型により近くなり、PUR供給ラインが短縮、かつシステム周辺がよりコンパクトになることで、取り扱いが容易になり、切り替えの迅速化、運用コストの削減も実現します。

この新しい配置は、ポリウレタンのライン経路が大幅に短縮されることを意味します。 PUR装置が固定プラテンに直接設置されるため、流路とライン容量を大幅に削減でき、投資コストを大幅に低減できます。高価な配管を施設する必要がないため、設置作業も大幅に軽減されます。多色成形では、各色ごとに個別の配管が必要となるため、このポイントは多色成形用途において特に重要です。ラインは大幅に短縮され、可動ホースは不要、ホース接続はPUR装置を交換する際に一時的に取り外すだけで済むため、投資コストが削減されます。

この新コンセプトは、ミラーバージョンも用意されています。ミラーバージョンでは、射出ユニットが従来通りの位置に配置されるため、材料供給は従来通り行われ、お客様の既存の構内物流にシームレスに適合します。生産環境への追加的な変更は不要です。

色の変更は10分以内で

新コンセプトにより、カラーユニットの柔軟な使用が可能になりました。従来構成では、カラーユニットは1台の機械に固定されていました。また、未使用のカラーラインは、着色粒子や添加剤の沈殿を防ぐために常時循環させる必要がありました。しかし、この作業は不要になりました。カラーユニットを生産セルから切り離すためのライン洗浄プロセスも完全に不要です。

上記により、10分以内で色変更が可能になります。オペレーターは、需要に応じて複数のシステムにユニットをより適切に分散させ、ダウンタイムを削減し、既存のリソースをより効率的に活用できます。

既存のclearmelt金型はそのまま使用でき、向きを変えるだけで済みます。異なるシステムレイアウトに対応した金型を別途用意する必要はありません。

clearmelt用に最適化された新設計ですが、clearmelt用途に限定されません。長年にわたり実績のあるduo combi M設計により、標準的な射出成形用途にも使用でき、生産計画の柔軟性が向上、投資リスクが軽減されます。固定側への射出ユニットの追加も容易に行えます。

技術的な利点と投資コストの削減に加え、新しいシステムレイアウトは設置面積を25%削減し、生産スペースの節約にも貢献します。

これらは、今秋稼働開始予定です。11月からは、大型外装部品向けのclearmelt生産ソリューションを、上海のENGELテクニカルセンターで顧客向けトライアルとして提供開始します。

弊社は、新コンセプトによって、コスト効率が高く、柔軟性があり、コンパクトでシンプルなclearmeltの導入を提供いたします。お客様にとっては、システム周辺機器のコスト削減、カラーユニットの使用における自由度の向上、そして機械の適用範囲の拡大が実現します。

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